製品開発

Travel WINS含む弊社製品・サービスの成長やパッケージ開発・導入における
品質改善・性能向上に対する取り組みなどお客様のお役に立つタイムリーな情報をお届けします。
製品開発
Travel WINS製品に対するテストの取り組み

品質を向上させる為の弊社の取り組み

Travel WINSシリーズの開発では、様々な作業工程を経てからお客様へお届けしております。
その中から今回は「テスト」の取り組みについてご紹介します。

 

技術者が開発した機能は必ず「テスト」を実施します。
「要求通りに動くのか」「他の機能に影響がないか」など、様々な観点でテストを実施することで品質を高めていきます。
テストには様々な組み合わせの「テストケース」を作成し、その通りに動作するかを確認します。

このテストケースをいかに効率よく網羅的に作成するかを品質の重要な位置づけにしていますが、網羅性を追求すればするほどテストケースは膨大になります。そうすると作業費用も膨大になるため、各種お見積り金額が高額になってしまいます。
そのため、弊社ではコストを抑えながら品質を保つ方法の1つとして「ペアワイズ法」というテスト技法を採用し、コストを極力抑えてご提案できるようにしています。

 

テスト技法「ペアワイズ法」とは

ソフトウェアの不具合の多くが1つまたは2つの因子の組み合わせによって発生しているという事実があります。
これに基づいて、2因子間の組みあわせをテストすることで効率的に不具合を検知しようという工学的な方法です。
組みあわせが多いテストの場合、この技法を使ってコストを下げつつテスト品質を維持できるようにしています(開発内容によってはテストケースを補足しています)。

 

例)

■テストしたい因子(項目)と水準(選択できる値)

No.因子(項目)水準(選択できる値)

内外区分

国内、海外、共通

旅行種別

手配、業務、団体

予約区分

個人、法人、代理店

※項目を「因子」、選択できる値を「水準」と表現します。

 

■生成したテストケース

No.内外区分旅行種別予約区分

1

海外

団体

個人

2

海外

業務

代理店

3

海外

手配

法人

4

国内

業務

個人

5

国内

手配

法人

6

国内

団体

代理店

7

共通

手配

代理店

8

共通

団体

法人

9

共通

手配

個人

10

共通

業務

法人

「①と②、①と③、②と③」の2因子間の水準の組みあわせを網羅したテストケースになります。

全網羅する場合は27ケース必要で、コストが約3倍に増加します(組みあわせが多くなるほど倍率が上がります)。

全網羅しても2因子間網羅のテストと不具合を見つける割合は同等であることから、この技法を採用しています。

 

今後の取り組み

上記のテスト技法以外にも、テストケースに過不足がないかを別の担当者が評価する「レビュー」や「チェックリスト」など様々な品質手法を取り入れています。

これらの品質手法は都度見直しを行い、改善することでより一層の品質向上を進めます。

 

また、有効活用できる品質手法は積極的に取り入れ、より効果的な仕組みを構築し、お客様に安心いただける製品をご提供できるよう、これからも品質向上対策に取り組んでまいります。

システム部 開発第1グループ
林 隆永