Amazon WorkSpacesを実際に使ってみた!
テレワーク環境として何かと話題のAmazon WorkSpaces。
今回は、「Amazon WorkSpacesを実際に使ってみた。」ということで、実際に自社に導入しておよそ2か月半(※2020年7月現在)に実感したメリットを3つご説明したいと思います。
短期間でテレワーク環境を準備し、運用しなくてはならなかったIT部門のご担当者様も多かったはず。
コスト、セキュリティ、運用性、利用者の利便性・・・。
筆者もつぎつぎ襲い掛かる課題に頭を悩ませたIT担当者の一人です。
そんな筆者だからこそ言えます。
「これからVDIを構築するならAmazon WorkSpacesは断然おすすめ」です。
そもそもVDIって?Amazon WorkSpacesってどういうもの?
VDIとは「Virtual Desktop Infrastructure」の略で、「仮想デスクトップ環境」のことです。
Amazon WorkSpacesはAWSが提供するクラウドVDIサービスの名称です。
VDI、Amazon WorkSpacesの仕組みや利点については、以前アップしたこちらの記事をご参照ください!
2020年1月記事:「クラウドでテレワーク、始めませんか?」
https://www.next-v.com/Blog/Detail/7005
~働き方改革、そんな悩みもネクストヴィジョントラベル事業部へ!編~
実際に使って実感した3つのメリットとは?
1.短期間で構築できるスピード感
Amazon WorkSpacesはAWSが提供するフルマネージド・VDIサービスです。
構築に必要な作業は自社ネットワークとAWS間のVPN接続、ADサーバ連携だけ。
OSもストレージも準備されていて、すぐに仮想デスクトップが利用可能です。
弊社ではすでにVPN接続されたAWS環境を持っていたこともあり、構築2日目には社員へ展開することができました。
新型コロナウィルス感染拡大対策のように、非常に短時間で対応を迫られるシーンにおいてスピードは、大きなメリットといえます。
また必要に応じて仮想デスクトップ数を自由に増減できるのも、クラウドVDIのメリットです。
Amazon WorkSpacesなら必要なときに必要な分だけ環境を用意できる。不要になった仮想環境はすぐに削除することができます。
2.基盤はAWSにお任せの省力運用
Amazon WorkSpacesはサーバーレスのフルマネージドサービスです。
自社でVDIを構築した場合は、VDI提供用のサーバー自体の保守にも神経を使うことになりますが、Amazon WorkSpacesの仮想基盤はAWSが面倒を見てくれます。
また、AWSが提供しているWEBコンソール画面で各VDIごとのステータス参照、停止起動、IDの追加や削除までブラウザを使って直感的に操作ができる点もIT部門の負荷軽減になっています。
3.メガクラウドの高い安全性
AWSが管理するリソースプールは非常に堅牢です。
VDI上のデータが漏洩する心配はありません。自社ネットワークとAWSをVPNで接続し、通信を暗号化することで通信経路上の情報漏洩の心配もありません。
そして、仮想環境からローカルパソコンにデータを転送することはできないため、
パソコンからの情報漏洩の心配もない、という非常に安全性の高い仕組みです。
弊社では、Google AuthenticatorとAmazon WorkSpacesを連携させ、各社員のスマホに表示されるワンタイムパスワードによる多要素認証(MFA)も行っています。
盗難、紛失によって、万が一ローカルパソコンを社員以外の第3者が操作しても、VDIへのログインはできず、社内リソースへのアクセスを防いでいます。
With コロナ時代の働き方に
厚生労働省のホームページでは個人の感染予防策や日常生活の生活様式に関する具体的なイメージとともに働き方のスタイルとして、テレワークやローテーション勤務が挙げられています。
また、昨今では長期休暇中に仕事が入ることがあるため、休暇中でもリモートで働くことで勤務として認めるという制度としてワ―ケーションを推奨する企業も出てきているようです。
このようなケースでは、個人所有のパソコンだけでなく旅行先で端末をレンタルして使用することも想定されます。
業務を行う上でデスクトップ環境は必須です。
Withコロナの生活様式において、場所を問わず、パソコンやタブレット端末をだぶつかせることなく、必要な時に必要な数だけデスクトップ環境を用意することができるAmazon WorkSpacesは非常に有効なツールと言えます。
Amazon WorkSpaces 構築代行実績
2020年3月末に株式会社小田急トラベル様にAmazon WorkSpacesの構築代行を行いました。
もともと、小田急トラベル様はTravelWINS NextをAWS上で運用されており、VPN接続環境も整っていたこともあって、ご発注頂いてわずか1週間というスピード構築でVDIのご利用を開始して頂くことができました。
まずはご相談ください!
TravelWINS基幹システムをAWS上に構築、運用してきたネクストヴィジョントラベル事業部だからこそできるクラウドVDIをご提案いたします。AWSアカウントの取得、VPN接続、VDI環境の構築からAWSへの支払い代行までトータルでサポートいたします!
<お見積もりの例>
AWS環境の新規作成からAmazon WorkSpacesを構築する場合の例です。
- AWS環境の新規作成:50,000円
- VPN設定:100,000円
- WorkSpacesディレクトリ構築:300,000円
- ADconnector連携構築:150,000円
合計:600,000円
※すべて税抜き金額です。
※上記と合わせて利用料を月々お支払いいただきます。
https://aws.amazon.com/jp/workspaces/pricing/
※既設インターネット回線を利用する場合のお見積例です。
※ADconnector連携は社内ですでにWindowsドメイン管理をされている場合に限ります。
※構築の内容により、お見積もり額が変わることがあります。