オフショアとは
近年、国内では人材の確保のため競争が激しくなっています。とりわけエンジニアは需要も高く、一層確保が難しくなってきています。そのような中、海外の人材を確保し仕事を委託するオフショア開発が注目を集めています。弊社ではオフショア開発の採用により、日本国内で雇用・委託するよりも多くの人材を確保し、製品の品質向上に繋げています。
オフショア開発と品質向上のための取り組み
海外への委託や安価な人材を雇うことによる品質への影響を最小限にするため、3点の取り組みに重点をおいて開発しています。
まず1つ目に教育です。製品仕様が分からない場合やプログラムが適切でない場合には、指導し、教育するようにしています。たとえば、定期的に弊社の技術幹部職員が現地へ赴き、オフショアメンバーに旅行業務や製品知識について直接講義を行うことで知識と技術の継承を強化しています。
2つ目に成果物の管理です。要件定義書やテストケースなど成果物の管理を弊社で行い、チェックすることで品質を担保しています。また、不適切な点は指導することにより、改善するようにしています。日本語として正確ではなかったり、誤った表現になっている箇所についても、その場でしっかりと説明し、またその内容はオフショアメンバー間で共有してもらうことで知識のボトムアップを図っています。
最後にコミュニケーションです。弊社ではブリッジエンジニアを本社事務所内に常駐してもらうことにより、一層、現地とのコミュニケーションを円滑にしています。また、現地のスタッフとのWEB会議や直接電話でやりとりすることにより、離れていてもお互いの状況・状態を理解できる工夫を行っています。
オフショア開発 実績例
弊社でのプロジェクトを例に挙げてみると、設計は1:9で日本メイン、開発は6:4で現地メイン、テストは日本スタッフが100%担当して品質を担保しています。
日本のスタッフが設計とテストを行うことにより、要件通りに成果物が完了しているかを確認し、品質を担保しています。また開発フェーズの中でも、同様に成果物を確認することでより良いものができるようにと努力しています。
今後の取り組み
オフショア開発で培った経験を、新しい製品サービスの開発にもより一層活用していきます。そして、今後もさらなる人材の育成とTravel WINSおよびその他製品サービスの維持改善に努めます。
※付記
弊社では第一コンピュータリソースが提供するミャンマーでのオフショア開発を採用しています。
https://www.dcr.co.jp/global/offshore.htm