オンラインツアーとは
長引くコロナ禍で、最近旅行会社様のサイトやテレビの紹介でよく目にするようになってきたのがオンラインツアーです。
ツアー時間は1時間から1時間半ほどで、参加費は1千円台から3千円台が多いようです。
国内だけでなく、世界中から気軽に参加できることもあり、利用者には利便性が、提供する旅行会社には一定の収入を確保することが出来る取組みとなっております。
オンラインツアーの高評価な口コミも多いですが、リアルに体験できないのなら、テレビの旅行番組と同じでは?という先入観がありました。このため、これまでは参加に躊躇していました。
自分自身で経験せずに物事の良し悪しを判断してはいけないなぁと思っていた矢先、弊社のお客様である「株式会社平和堂様」より
オンラインツアーのご紹介をいただきました。
百聞は一見に如かず。実際に参加してみました。
参加したツアー
今回参加したのはこちらのツアー
自宅で滋賀の酒と旅 in佐藤酒造<オンライン酒蔵ツアー>
Aプラン 3,000円 お酒3本付き
Bプラン 3,500円 お酒4本付き
企画コンセプト
企画ご担当者様に事前にお話しを伺うことができました。
「オンラインツアーを企画したきっかけは、ネットワーク環境があれば日本全国どこからでも参加が可能な点に着目しました。
お金と時間をかけず手軽に旅の臨場感と感動、おいしさを味わっていただき、旅行番組とは違う参加者自身もコメントしたりリポーター/司会/現地の方と会話・質問を直接したり、家にいながら実際に旅行しているような楽しさ、コミュニケーションをお楽しみいただける参加型ツアーになれば。」
との思いから始めたそうです。
不要不急の外出自粛が続いており、旅行に行けないことと外でお酒を飲む機会もなくなっていたところでしたので、安くてサクッとお酒を飲めるこのツアーに参加することに決めました。
体験してみた
事前に届いたもの、準備したこと
<事前に届いたもの(ツアーキット)>
・特別純米酒「湖濱」180㎖
・純米吟醸「生乍自由」180㎖
・リキュール 「びわ湖長濱ブルー」180㎖
・吟醸仕込み「六瓢箪」180㎖
・びわ湖の幸 魚三の小鮎佃煮
・今後の流れと注意事項
・旅の行程(タイムスケジュール)
・zoomの利用方法(チャット機能・音量調節、バーチャル背景の設定)
・長浜市の紹介資料
・近江の地酒の紹介資料
・佐藤酒造のお酒の紹介資料
・佐藤酒造さんからの特別プレゼント!
<準備したこと・もの>
・お酒を飲むグラス(おちょこ)
・水を飲むグラス
・おつまみを食べるお皿・お箸
・ライム・レモン(お酒に入れると色が変わるという特徴があると案内があったため)
・ZOOMに接続できるパソコン
・イヤホン
実際の旅行もそうですが、確定書面やギブアウェイが届くとワクワクします!
送付されてきたものをチェックしているとチラシに書かれていた数よりお酒が1本多い!
サービスだそうです。こういうの嬉しいですね♪
オンラインツアースタート
冒頭は司会の方からツアーキットや事前に案内があった準備物の確認があり、その後、現地リポーターへ進行が引き継がれ、ツアーがスタートしました。
1時間のツアーの前半30分は佐藤酒造さんの歴史やお酒造りの工程、長浜市の観光名所の案内を事前に収録された動画やクイズを交えつつ、楽しみながら学ぶことができました。
佐藤酒造さんは創業から10年ほどだそうで、他の酒蔵と比べると歴史が浅いとのことですが、ヨーロッパ最古の日本酒品評会『ロンドン酒チャレンジ』で最高位のプラチナ賞を受賞しているそうです。
今回のツアーの特別プレゼントでいただいた日本酒仕込みの梅酒『梅の酔』は、つい先日開催されたパリのワインコンクールで金賞を受賞したそうです。
ツアーの合間にツアー参加者の方からもZOOMのコメントを通じて祝福のメッセージが送られていました。
終始和やかなムードでツアーが進行していき、後半の30分はいよいよお楽しみの実食(お酒とおつまみ)の時間です。
バタフライピーが配合されたリキュールの『びわ湖長浜ブルー』はもともと青く澄んだ綺麗な青色でしたが、ライム(レモン)を絞ることで紫色に変色し、視覚的にも楽しめるお酒でした。
個人的には『湖濱 特別純米酒』が飲みやすく、おつまみの『魚三の小鮎佃煮 』ともよく合って、いままで飲んできた日本酒の中でもトップクラスのお気に入りになりました。
女性の参加者からは特に『梅の酔』は甘くて美味しいと好評だったように思います。
ツアーの感想
多くの人が密集して乗り込むバスツアーはまだちょっと気が引ける。自動車を運転して自分で酒蔵へ行くと試飲ができない。
そんなことを考えると、オンライン酒蔵ツアーは自宅で参加できるためリラックスして参加でき、オンラインならではの利点だと感じました。
お試しでオンラインツアーに参加してみて、「いつか現地に行ってみたい。この人に会ってみたい。」という気持ちを高めてから実際に現地に旅行する、というスタイルが今後はスタンダードになってくるのかもしれません。
オンラインツアーの可能性
弊社では現在、ウェビナー(「Web」と「Seminar」を合わせた造語)を支援するサービスの提供を構想中です。
例えば、お客様にオンラインツアー用のコンテンツにログインしていただき、そのWEBページ上でオンラインツアーに参加したり、ツアー参加後のアンケートに答えたり等。
ツアー内で紹介されたお土産品をショッピングカートに入れていく、なんて機能もあるとより実際の旅行に参加している気分になるのではないかと考えています。
オンラインツアーに参加したお客様が実際に現地に行くツアーの申込みをしていただけることが一番ですが、さらにもうワンステップ、増収へとつながる付加価値を見出せるよう、現在、鋭意検討中です。
ネクストヴィジョントラベル事業部は、旅行会社様向けパッケージシステムに携わってきた知見と経験を活かし、先進の技術でお客様に最適なサービスやソリューションを提供しています。
今後の提案にご期待ください。