導入事例

弊社製品を導入いただいたお客様の声をお届けします。
Travel WINS製品をご利用いただくことで効果のあったことなどをご紹介します。
導入事例
コベルコビジネスパートナーズ株式会社様 Travel WINS Next導入事例

コベルコビジネスパートナーズ株式会社 営業推進・仕入グループ グループ長 山路 直也 様に『Travel WINS Next』を導入した経緯と効果についてお話をお伺いしました。

 

※2021年10月1日付にて社名が「コベルコビジネスサポート株式会社」から「コベルコビジネスパートナーズ株式会社」に変更となっております。所属および記載内容は、取材当時のものです。(取材:2019年11月) 

 

コベルコビジネスパートナーズ株式会社

  • 事業紹介:
    神戸製鋼グループの皆様のお世話を通じて蓄積されたノウハウを基にして、ご出張の方々が安心して渡航ができるように、
    フライトの手配や査証の手配など海外出張に関わるトータルサポートを行なっております。
    また、国内出張ではJAL、ANA、東海道・山陽新幹線のチケットレスサービスやスカイマークなど他の航空会社及び私鉄やレンタカーなどのご予約も各社端末にて即座に回答致します。
    そのほかにも永年勤続旅行をはじめとした個人旅行や海外から招いたインバウンド旅行など旅行全般にわたりサポートをさせていただきます。

 

  • 導入製品・サービス:

      Travel WINS Next  業務渡航パッケージ

 

  • システム導入業務内容:

      神戸製鋼グループの出張手配、永年勤続旅行、個人旅行、インバウンド旅行

 

  • 導入時期:

      2015年7月~ Travel WINS 2000からTravel WINS Nextへリプレイス

 

導入前の課題

従来製品の課題とは?

営業推進・仕入グループ グループ長 山路 直也 様

ネクストヴィジョントラベル事業部の従来製品である『Travel WINS 2000』を10年近くご利用いただいたコベルコビジネスパートナーズ様では、日常的に行われているデータ集計作業において大きな課題がありました。

 

「当社では社内外から様々なデータを求められることがあり、従来のTravel WINS 2000ではデータ処理中は画面上で他の操作をすることができませんでした。

また、重い集計作業の時にはレスポンスが落ちることもあり、集計結果も当社が希望する細かい単位までとることができませんでした。

新製品の検討にあたり、実務担当者からは『操作性が大きく変わるのは困る』と意見があり、操作性を変えず、仕事をよりスピーディーに行えることが課題でした。」

 

製品導入を担当された山路様は当時をこう振り返ります。

 

 

導入後の効果

集計機能と進捗管理機能で業務の効率化を実現

 2015年7月から新製品『Travel WINS Next』の運用を開始したコベルコビジネスパートナーズ様。

従来製品からのリプレイスということもあり、実務担当者からは操作性がほぼ変わらずに使えることについて好評を得ています。

「課題であった集計機能については、実際に使ってみると想像以上に詳細なデータが取れることに正直驚きました。

お客様へ必要なデータを詳細かつ手間なく正確に出力することができ、担当者の負担が減少しました。」

と山路様は言います。

 

その他、業務の進捗管理においても導入効果があったと言われます。

 

 「Travel WINSの進捗管理機能は、各担当者が行うべき日々の作業をシステムに登録して管理するものですが、ある作業が終了したタイミングで、次にすべき作業(「いつまでに」、「誰が」)のデータが自動で設定される仕組みは作業漏れも防げ本当に楽ですね。

私は進捗機能で部下の残作業の減り方をみています。

ある人は今日のすべき仕事はすべて終わっているが、ある人はなかなか残作業が減らないなど、作業状況が瞬時に把握できます。

進捗管理機能のおかげで仕事をチーム内で共有できるようになり、その時々に応じた担当者の割り振りがスムーズに行えるようになりました。

業務の進捗状況を管理する機能は従来の製品にもあったのですが、Travel WINS Nextの進捗管理機能は機能が向上されてとても便利になりました。仕事の進め方が改善され、残業時間の減少にも大きく役立っています。」とコメントをいただきました。

Travel WINS Next 予約者進捗管理画面
  • 【進捗管理機能】Travel WINS Nextでは予約記録、予約者、企画などに対しての業務進捗を一元管理できる機能を実装しています。
     

導入の決め手

柔軟な提案力と使い勝手の良さ

 Travel WINS Nextの導入を決めた理由を山路様は次のようにも語ってくださいました。

 

「お取引先様から『有事の際に出張者の所在確認、連絡を迅速に行いたい。』と強い要望をいただき、危機管理のシステムを検討していました。

Travel WINS Nextの危機管理機能も魅力はあったのですが、機能不足な点がありました。

ネクストヴィジョントラベル事業部へ相談したところ、弊社の要望を取り入れた機能での改修提案をいただきました。

これまで、海外でテロなどの事件が起きた際は予約記録を一件一件探して渡航者の滞在先を確認していましたが、Travel WINS Nextでは渡航者の利用便、滞在先が一覧と地図に表示されるので情報を確認するのが格段に早くなったと実感しています。

ネクストヴィジョントラベル事業部の柔軟な対応で使い勝手の良い危機管理機能となりました。」

 

 

Travel WINS Next 出張者検索画面
  • 【危機管理機能】Travel WINS NextにはPNRの取込みをして、行程情報、滞在先の情報を元に渡航者の現在位置情報を確認できる機能を実装しています。
     

新たに開発した独自機能

永年勤続クーポン機能で業務の標準化に貢献

コベルコビジネスパートナーズ様ではグループ企業様の永年勤続旅行を取り扱っており、利用クーポンの管理を行っておりますがこれにも課題があったと言われます。

 

専用機能としてカスタマイズした結果、相当な効率化を図られたようです。

 

「導入前は、永年クーポンの管理は営業所、担当者毎ばらばらで業務の標準化が必要でした。

何十年も前に発行した永年クーポンを利用されるお客様がいたりと、人の手で管理することに限界を感じていたため、専用機能としてカスタマイズ開発をネクストヴィジョントラベル事業部へ依頼することを決めました。

システムで管理するようになってからは、クーポンの消化率が把握でき、お客様に対し的確にご案内できるようになりました。」
 

今後の展望

他システムとの連携強化

「取り扱う業務により使うシステムを分けなくてはいけないと非効率に感じます。個々のシステムにデータ登録せず、Travel WINS Nextに一元化し他のシステムとデータ連携ができるようになると便利になると思います。」  

 

今後の展望について山路様はこのように話されます。

 

 「GDSが提供しているアプリにお客様がアクセスし、弊社で受けた予約、発券記録を確認することができればいいなと思っています。

お客様データをTravel WINS Nextから作成し、各GDSと連携することができれば、弊社の管理する顧客情報は一元化され、お客様もアプリ毎の顧客登録が要らなくなります。

弊社へ予約したお客様がアプリケーションをダウンロードするだけで旅行へ出発できるような仕組みをTravel WINS Nextで実装して欲しいと思っています。」

 

ネクストヴィジョントラベル事業部としても

他社とのデータ連携サービスの強化を課題としています。

 

今後は、航空流通規格「NDC」と呼ばれる新しい方式を使った航空会社とのデータ連携に対応するなど、ユーザ様のニーズに合わせた柔軟な対応を目指します。